ビジネスのタイパ向上には、IT活用が効果的 | 独学プログラマーHiroのパーツボックスblog

ビジネスのタイパ向上には、IT活用が効果的

仕事術
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ネット記事で、見慣れない「タイパ」というワードが気になり、調べたら、「タイムパフォーマンス」の略でした。

今までは、「コスパ」という、コスト軸で考えることが多かったのですが、この「タイパ」は私の中に新たな軸を追加してくれました。

ビジネスパーソンとして重要なキーワードだと思いますので、紹介したいと思います。

コスパ(コストパフォーマンス)

製造業では、時間を金額換算することが多いです。

「設備のチャージ(時間当たりの金額)6,000円/hにおいて、30分で加工できるので、3,000円の製造コストと換算する」とか、「事務作業を30分短縮したので、人のチャージ4,000円/hで換算すると2,000円のコストダウンできた」などです。

同じ「価値」や「メリット」を得るために投下したコストが少ないほうが、コストパフォーマンスが良いとされます。

ただし、価格が安いからコストパフォーマンスが良いとも言えません。価格が安くても品質などの価値が低い場合には「コスパ良い」とは感じることはないでしょう。

コストパフォーマンス=価値やメリット/コスト

タイパ(タイムパフォーマンス)

「価値」や「メリット」に対して、時間軸で評価したものがタイパです。

タイムパフォーマンス=価値やメリット/時間

タイパ向上の例としては、「動画を1.5倍速で視聴する」とか、「2,000円のファストパスを購入して並ばずアトラクションを楽しむ」などがあります。

「動画を1.5倍速で視聴する」では、等速で視聴した場合と同じ理解度であれば、視聴時間が短くなるため、タイパが向上します。

コスパとタイパの関係

「事務作業を30分短縮したので、人のチャージ4,000円/hで換算すると2,000円のコストダウンできた」場合には、時間をコスト換算しているので、コスパとタイパ両方が向上したと言えます。

この場合は、コスパ ≒ タイパ です。

「ファストパスを購入して並ばずアトラクションを楽しむ」においては、アトラクションを楽しむという価値に対して、通常通り並ぶ場合には「コストをかけずに時間をかける」選択となります。ファストパスを使用する場合には、「コストをかけて、時間をかけない」選択となります。

ファストパス使用しない:コスパは良いがタイパが悪い

ファストパス使用する:コスパは悪いがタイパが良い

この場合では、コスパ ≠ タイパ となります。

ファストパスを使用する選択をするかは、その人の価値観によります。

ファストパスを使用せずに並ばずアトラクションを楽しむ方法があれば、コスパもタイパも良い状態となります。

ビジネスパーソンとして

ビジネスパーソンとして、仕事のパフォーマンスを向上させたい人は、コスパとタイパを意識する必要があります。

理由としては、ビジネスのシーンでは、お金も時間も制限があるからです。

お金は、予算が決められており、一定上の金額は使用することができません。

時間に関しては、1日は24時間であり、一般的なビジネスパーソンであれば36協定で業務時間に制限があります。

会社もビジネスパーソンも制限された金額と時間の中で、社会に認められる価値をどれだけ最大にできるかが発展のポイントとなってきます。

無駄な時間を削減するもしくは、同じ時間であればより良い結果(価値)を提供する

下図であればコストが少なく、時間も少なく、価値が大きい右上に近づけます。

価値とコストと時間の3D図形の画像

ビジネスシーンだけではなく、私たちの人生において大富豪でない限り、お金と時間には制限があり、人生をよりよく生きていくためには、この考えは有効と言えます。

タイパが悪い人の特徴

段取りが悪い。行き当たりばったりで、作業のやり直しが発生したり、忘れ物をして作業が中断される。

無意識に無駄な作業をしている。無駄と思っていない。

古い「ルール」や「手順」や「作業方法」に縛られ、意地でもそれらを変えない

タイパを改善するためのIT活用

タイパを改善するためにはいろんな方法がありますが、一番効果を出しやすい方法はITを活用することです。


段取りが悪くてやり直しが発生する対策としては、チェックリストを用意したり、タスク管理を徹底するなどの方法があります。今ではタスク管理も無料でできるサービスがありますので、活用をお勧めします。


繰り返しのある、一定の規則に従った、時間のかかる作業のタイパを改善するには、RPAやプログラミングで自動化してしまえば、短時間で同じ結果を得ることができるようになります。

プログラムを作るときの最初の時間はかかってしまいますが、一度できてしまえば、あとはプログラムを実行するだけで、求められる結果が得られるようになります。

プログラミングでは、類似の作業があれば、プログラムを使いまわすことができるので、プログラムを作るときの工数も削減できるようになります。

プログラミングやRPAでは、使える資源(リソース)や、処理するルールや手順、求められる結果を明確にする必要がありますので、無駄な処理を発見することもできます。

プログラミングやRPAで、無駄な処理を自動化しないようにご注意ください。


ITを活用すれば、情報を瞬時に送信することや、必要な情報を瞬時に得ることができるようになります。

サービス業では、対面の接客の場面でも、タブレットなどで顧客の過去の履歴を瞬時に取得し、顧客の好みに合わせて提案するようなITの活用もされており、同じ時間でもサービスの価値を高めることに成功しています。

最後に

「タイパ」というキーワードは、多くの人たちが無意識で「効率の良しあし」の指標に使っていたものを時間という軸で定義をしたものです。

プログラミングなど、時間短縮を意識して仕事しているので、「腑に落ちる」「そんなキーワードがあったのか」といった感覚になりましたので、今回紹介させていただきました。


RPAやプログラムが不得意な方は、時間をかけて自分で学習するよりも、お金を払って外注することがタイパが良い行動となります。

タイパよりコスパ重視で、「ちょっとプログラミングしてみようかな」という方は、別の記事でプログラムの実例を多数紹介していますので、コピーして実際に動かしてみてください。

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